「ロボピッチャーのことが好きって言うか、もうロボピッチャーのコラムのほうが好きなの」という歪んだ感性と火照った身体をもてあましているOLのみなさん。お元気ですか？ロボピッチャーのコラム担当加藤です。
次のアルバムには
加藤隆生（Vo、G、コラム）
って書くつもりです。
嘘です。

　さて、毎週更新も今回で3回目ですね。3回目にしてもういきなりピンチです。この原稿を5月28日（土）の朝8時に書いております。うえー。だりー。毎週土曜日に更新ということなので、この原稿を書き上げたらぽんっと送って、編集もなしにいきなり更新ですな。誤植とか、読みにくいところとかは後で、ゆっくり直そう。あ、そうだ、単行本になるときに加筆修正したらいいか。

　単行本！

　ああ、なんて素敵な響きなんでしょう。
　もう。CD売れねえから本で生計を立てるか。四人で身を寄せ合って、みんなで質問に答えて、時々ライブするか。あははははー。世界ほろベー。出版社の方連絡くださいー。

　じゃ、今回も質問にお答えします。
　今回はやけにポップな質問ですよ。


けんさんからの質問

デパオクのフリマで似顔絵屋さんをやらしてもらっていて、描きながら、いい曲だなあ。と思っていたのがロボピッチャーさんを知ったきっかけでした。

　おお！覚えていますよ。デパオクライブのときに似顔絵を描いていた男前の人ですね。ものすごく、似顔絵盛況だったじゃないですか！男前は得ですね。どうですか、ロボピッチャーのライブのたびに似顔絵屋を出して僕らとがっぽり儲けませんか？そして、単行本発売のあかつきには、出版記念パーティーで似顔絵を書いて書いて書きまくって、似顔絵の単行本も出したらええやん。あがりは折半ね。

イラストレーター志望のはたち男です。こんにちわ。大事なことは、歌で全部答えてもらっている気がするので、少しポップな質問をしたいと思います。ロボピッチャーのみなさんは、初デートはどこへ行きましたか？幸せな瞬間の思い出などもそえて聞きたいです。それではまたファンダンゴのライブに行かせてもらいます。楽しみにしてます。

　けんさん・・・（遠い目）。
　〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「大事な事は・・・全部・・・歌で・・・か・・・・」（背景は夕日。カラスが2羽連れ添うように飛んでいく。かあかあ）
「だよな・・・。でも、それじゃあ、このコラムいらねえ・・・じゃん」
「そんなことないよ！！」
「あ、あけみ！」
「このコラムみんな大好きなんだよ！なんでもっと自分に自信を持たないの？！」　
「いや、そんなこと言ったって、良く考えたら俺ミュージシャンだし、毎週コラムの更新に追われてるミュージシャンっていう図式がいまいち納得いかないっていうか、第一ほら、このけんさんも言ってるように、大事な事は全部歌でさあ・・・」
「ばかっ！！」（ばしっ。乾いた音が夕暮れ時の空気を揺らす。）
「あけみ・・・。なんだよ急に」
「加藤君の馬鹿っ。この役立たずのアル中！みんなが待ってるものを提供するのがエンターティナーでしょ。それともなに？あんた自分が世界を動かしてるとでも言うの？マーケティングはエンターテイメントビジネスの基本中の基本でしょ？まずは目の前にあるこのコラムで、ユーザーの特性をセグメンテーションして、ポジショニング分析、またAIDA理論に基づく行動分析の元、効果的なプロモーション展開を考えるのよ！」
「ええっ？なんか後半おかしいぞお前！」
「ある程度売れてきたからって安心しちゃ駄目よ。商品には、導入期、成長期、成熟期、衰退期の4つのステージがあるの。プロダクトライフサイクルね。現在がどこに位置するのかを把握するために、売り上げの数値を注意深く分析して。もちろんCS理論に基づくリピーター確保にも注意しなくちゃだめよ。わかった？加藤君」（そういって走り去るあけみ。なぜかあほの坂田の走り方である。なんかもうどうでもよくなってきたな）
「あけみ・・・。わかった。おれ、おれ頑張るよ！」
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　なんかすんげえ疲れた。心なしか指先がしびれてきた。けんさんの質問からちょっとあまづっぱいショートドラマをさらっと書こうとしたのですが、なぜか参考文献が「はじめてのマーケティング入門」になってしまいました。
　まあ、ともあれ「大事なことはぜんぶ歌で教えてもらっている」というコメントがものすごく嬉しかったんですよ。ですよね。その上で、コラムもまあ、気軽に楽しんでください。ふう。

　それでは、ロボピッチャーの皆さんにお答えしていただきましょう。おーい。みんなー。


ドラム担当森さんのお答え
　
下校。そう下校＝デートです、まずはそこからでしょう。
そして好きな人とのデート＝その全てが瞬間なのです。
時間軸などありゃしない。

　そうかー。デートって下校なのか。えー。俺女の子と二人で下校した事ほとんどないなあ。多分一回しかない。忘れてるだけかなあ。下校ってなんかものすごくあまづっぱいな。なんかあまづっぱい曲が書きたくなりました。やっぱあれですかね。下校のときに手をつないじゃったりするんですかね。えー。初めて手をつないだときの事とか覚えてねー。あ、思い出した。「ねーねー、てーとかつなごーよー」「いいよー」っていってつないだな。うん。鴨川沿いでの出来事でした。しかし、森さんは前回のコラムの回答からも類推できるように、高校時代はずいぶんと人気者だったようなので、さぞおもてになったんでしょうなあ。「下校のドンファン」とかいうあだ名で浮名を流したりしたのでしょう。あはは。なんかおもしろーい。

ベース担当有田さんのお答え

記憶の薄い過去から一生懸命呼び寄せた結果、おそらく
ポートピアアイランドだったような気がします。
幸せの瞬間、京都御所にはたくさんありますよ。

　ポートピアアイランドってどこにあるんですか？
　・・・・・・・・・・・・・・（2分経過）
　今ざっとこちらで調べたところ、神戸にあるんですってね。毎週水曜日が定休日で、7月の土日祝と7/23〜8/31には2000発の花火が舞い上がるサマーナイトHANABIファンタジーが行なわれているそうです。
　アトラクションも「ようこそ恐怖と神秘のファラオズガーデンへ」とか、「アンデスからやってきたコンドルの大回転」とかもう魅力的なコンテンツが目白押しです。ちなみに、レストラン「メルヘン」では500円でチキンカツ（ライス付）、ハヤシライス、スパゲティ（ミートソース又はカレーソース）、ビーフコロッケ（ライス付）、ドリアなどがボリューム満点で食べられるそうです。お店の名前とコンセプトがまったく一致していませんが、まあそんなところもご愛嬌でしょう。
　
キーボード担当伊藤さんのお答え

「初デート」というほど気張ったデートをした経験がないような気がします。やっぱり下校ですかね？幼稚園の下校。いろいろ思い出してみたが、やっぱりこれだ。手をつないで帰った思い出に一票。

　幼稚園の下校だと！このスケコマシ！
　かーっ！幼稚園児の分際でなにが手をつないで帰っただ、このチョビヒゲ！
　何が気張ったデートはしていないだ、じゃあ、気軽に初デートしちゃったのか、えっ！したくても出来ない人達が世界にはたくさんいるんだよ。恵まれない人達がいっぱいいるのに、そんな人達の気持ち考えた事あるの？ないの？そんなことで、みんなの心を揺さぶるような音楽を奏でる事できるの？もう。とにかく、以後、ロボピッチャー内では幼稚園からの下校時手をつなぐのは禁止しますよ。さらに、バンド内恋愛も禁止です。厳守のほどよろしく。

ボーカルギター担当加藤さんのお答え

　おそらく中学の時に行った、比叡山の上にあった遊園地です。先ほど調べた結果もう取り壊されているそうですが、日本のお化け屋敷フリークには有名な怖いお化け屋敷のあるところで、お化け屋敷だけひらかたパークにリメイクされたりしたそうです。本物のお化けが出るっていう噂もありましたな。
　この時は男の子2人、女の子2人のダブルデートでした。きゃー、ダブルデートってなんだその単語の破壊力は。
　そのお化け屋敷にペアで入ったのですが、なんかいらいらしてきて、すたすた歩いてさっさと出てきちゃいました。その頃から人のペースにあわすのが苦手だった用です。ちなみに、その女の子とは二十歳くらいまでは結構仲良かったです。その後結婚されて、幸せに暮らしているはずでしたが、なんとも波乱万丈の人生を送り、今では行方が知れません。おーい。元気ですかー？
　幸せな瞬間の記憶は、まあ、授業中に好きな子と目が合った、とかそういう瞬間でしょうか。おおああああ、あまづっぱい。俺なんかこっそりノートに似顔絵とか書いちゃう男の子でしたよ！きゃー。ジッタリンジンの「SINKY YORK」とか
「相合傘」とかで恋愛勘違いを増幅させてましたよ！「初めてのくちづけは君が帰る坂の途中で　唇に触れただけのさよならのキス」の世界ですよ。うわあ。なんかほんとに顔赤くなってきた。ジッタはすげえなあ。すげえ破壊力だよ。どきどき。

　ふー。加藤さん、今回は珍しくテンション高いですね。まだどきどきしております。土曜日の午前中に、中学の頃を思い出して一人でどきどきしてる30歳のミュージシャンっていけてるのかな。音楽家としてはぎりぎりありかもしれんけど、男としてはどうかな。なんか物悲しくなってきたな。そのへんもちょっと青春っぽいけど。
　まあ、いいや。ともあれ、わたしの初デートは比叡山頂遊園地であります。たぶん。


　さて、そんなわけで、今回はけんさんの質問にお答えさせていただきました。ご満足いただけましたでしょうか。

　ロボピッチャーHPでは、引き続き皆様からの質問、ご意見、ご感想、ライブの予約メールなどなどを大募集中です。
　ちなみに、5/29のファンダンゴのライブ予約も当日の午前中くらいまで受け付けております。この日はあのホフディランのワタナベイビーさんとご一緒します。つうか、もう明日か。なんとかお越しください。

　それでは、メールなど気楽にふらっと送ってください。僕も気楽にふらっと読みます。

　じゃ、みなさん元気でね。
　世の中にはたくさんの誘惑がありますが、その中から自分にとって有益な誘惑にだけ負けてください。毎回誘惑に勝っていたらそれはそれで、楽しい人生にはなりませんよ。

　ほな。また来週。


　ロボピッチャー　加藤隆生　info@robopitcher.com