えええええ?!
もうなんか、さっき妹と久しぶりに話してものすごくびっくりした事があるんですよ。
ロボピッチャーのアルバムがオリコンの8位にランクインされたときよりもびっくりしましたよ(えーっと、わかるとは思いますが嘘ですよ)。
なににびっくりしたってさあ、「僕の地球を守って」の続編が発売されてるじゃないですか!うわー。なんだよこれひでー。
「ひでー」っていう言葉は「僕が大好きだった僕の地球を守っての続編がでるなんてひでー」という意味なのか、「男が30にもなって、往年の少女漫画の続編が発売された事にそんなに大きなリアクションをするなんてひでー」という意味なのかどっちなんでしょうか。
もうな、しらんわ。
とにかくひでーんや。
この往年のアンビバレンツな少年少女(主に少女ですが)を虜にした大ヒット少女マンガは、前世をテーマにしたものであり、その作品が世間に認知されるにつれ、前世で出会っているはずだとかいう妄想を膨らませすぎた人々が、「ムー」なる雑誌に「私とあなたはひょっとして前世で出会っていませんか?赤い月に心当たりのある方はご連絡ください」などという投書をしまくり、全国で「前世で恋人同士だった女友達」とか「前世で殺しあった恋人」とかいうわけのわからない関係性までクリエイトしちゃった、いろんな意味でものすごい作品だったのです。確か記憶によると、連載の途中で、「これはフィクションです。私の頭の中で作られたお話なのです」という異例の宣言が入り、現実と空想の区別をつけるのは果たして読者なのか、作者なのかなどというやけにつっこんだ、しかし、当時としては特にそんなに緊迫感のない論争が巻き起こったりしたのです。思えば今のこの緊迫した状況はあのときから警鐘は鳴らされていたのですね。
まあ、そういう、ちょっとしたゴシップにも応援された作品だったのですが、僕としては、中学生の時に読み始めたので、この豪快に強引な物語にすっかり魅了され、ものすごくたくさんあったはずのつっこみどころにまったく気づきさえせずに夢中で読みふけっておりました。
たしか、中学の時に仲の良かった女の子にこのマンガを貸したら「私はこういうマンガはいけないと思う」とか言われて、軽く説教されました。なんだそれ。ちなみにその子は僕の友人と結婚しました。たぶん幸せだとは思いますが、もう4年ほど会っておりません。
で、まあ続編どうなんすかね。10年前に連載が終わったマンガですよ。
この作者は「僕の地球を守って」以降は僕の好きな作品は書いてくれなかったんですよ。まあ、どうかなあ、と思って読み始めましたが、うーん。なんというか、なんともいえない感じでした。突然「僕は君の守護天使なんだ」とか言われても、もう「ふーん」とかしか思えねえよ。「マジで!?」とか「嘘やろ!?」とか「そんなはずないやろ!」とか思えへんよ。守護天使にリアクションできひんよ。
まあ、とはいえですね、僕も人の子なので、最後まできちんと読み、昔の登場人物たちの現在とかを見て、ああ、なんか「ぼく地球(ボクタマと読みます)」読み返したくなったなあ、なんて思っちゃったけどね。って、あれ?
ええええええ?!
ちょっと待て!
ここまで書いて気がついたけど、これまったくロボピッチャーと関係ないほんとに「コラム」やん!
なに、バンドにはおそらく1ミクロンもプラスにならないであろう「少女漫画を好きだった過去」を暴露してんねん!だれがこれ読んで「うわあ、加藤って少女漫画好きだったんだ。前より好きになっちゃったよ」って思うねん!
ほんの一時間前に妹から借りたマンガを読んだ感想を機嫌よく書いてきましたロボピッチャーの週一コラムですが、今、自分の失態に気がつきました。さらに、今回も一日ほど更新が遅れております。ごめんなさい。
さて、気を取り直して、今週の質問に参りましょう。
あらかじめ言っておきますが、「ぼく地球(ボクタマ)」とはまったく関係のない質問です。
tomoさんからの質問。
ロボピッチャーの皆様、こんにちは。
いつも楽しく拝見させていただいております。
ああ、そうですか。ありがとうございます。とはいえ、今週はどうでしょうか。ねえ。少女マンガの話いきなりされてもねえ。
さて、1週間で5通質問がきたら5週は毎週更新、ということで楽しみにしていたのですが、今日の「毎日更新!? ロボピッチャー日記」でまだ3通、ということが発覚し、これは大変だ、とvってメールを書いている次第です。
あはは。最終的に8通も着ましたよ。今もなんか増えてますよ。なんならまだ募集してますよ。
…とはいえ、なかなか気の利いた質問というのもなかなか思いつかないものでかなり悩んでいます。
ぼくらも気の利いた答えが浮ばなくて困っています。このコラムで「ロボピッチャーの人達って普通の面白くない人達なんだね」ってことを暴露しただけで終わっているのではないかと懸念しております。
それでちょっとルール違反とは思いますが
http://www.afromania.org/~oku/nedan/
これでロボピッチャーのみなさんのお値段を教えてください。
3回までならリトライOKということにしましょう。
ちなみに私は3回目でようやく1億超えして人間国宝級になれました。また、占いの結果になにか突っ込むところがあればそれも読みたいです。
くだらない質問で申し訳ありませんが是非お願いします。
おおお。確かにくだらない。
でも、くだらなさも突き詰めたらそこから何かが生まれるかもしれません。がんばってやってみますよ。
おーい。みんなー。
キーボード担当の伊藤さんのお答え
7008万0531円。「カリスマ美容師級」らしいです。ほとんど才能だけで生きていて、運がまるでないそうです。喜んでいいのかどうか。
えー。伊藤君はものすごく運がいいと思いますよ。なんか、隕石が2億個落ちてきても伊藤君の周りには落ちない気がする。
でも、その分細かい不運はたくさんやってくるんじゃないかな。
人生はバランスが取れているね。
で、カリスマ美容師級ってなんやねん。
ベース担当の有田さんのお答え
87,183,605円でした。心と人徳の値段が高かったです。スーパーアイドル級っす。でも、私の人生は私の能力より、常に「人」がキーとなるんだって・・・。
おお、なんかこれは的を得ているようにも思えますね。ありちゃんは心と人徳が高いはず。そうでなくては、僕とこんなに長いことつきあってはくれないでしょう。
僕はありちゃんの「キーマン」になるためにがんばりますよ。そして、ありちゃんをスーパーアイドルに育てて、ぼろもうけをしたいです。1stアルバム「返り討ち」を200万枚売って、ドームツアーとかしたいです。
ドラム担当森さんのお答え
六千万弱。評価のコメントに傷ついた。才能0。運だけで生きてるって。シャレにならんなー。しかしこのサイト、あきらかになんかをリサーチしとんな。結婚斡旋業とかに情報提供かな。
えー。これひどいな。
あのさー。これ作った人どういうつもりか知らんけど、そこまできっぱりというんだったら、ロボピッチャーのライブを見に来て、本当に才能ないのかどうか判断しろよ。
で、才能ないなあ、と思ったらまあしょうがないけど、えー才能あるやん、と思ったら、ほんと詫びてほしい。どういういきさつで、こんなふうに人を評価できると思ったんでしょうか。それ間違ってますよ。
ボーカルギター担当加藤さんのお答え
4809万0769円。
あははは。とかいって、俺が一番評価低いのか。意外とあってるかも。きっとメンバーの中では一番お金持ちにならない気がする。心の評価は高いけど、あとは駄目だそうです。
ちなみに、僕は占いとか、こういう人物評定ものとか、心理テストとかをまったく信用していなくて、まったく気にしないので、特になんとも感想が沸いてきません。
こんなことをいっては身も蓋もないですが、自分の評価は自分でします。
以上、ロボピッチャーのみなさんのお答えでした。
tomoさん。質問ありがとうございました。なかなか小粋なお答えは出来ませんでしたが、がんばりました。
そのうちまた気の利いた質問を思いつかれたらメールなど送ってください。よろしくお願いします。
さて、みなさま。
今週はいよいよ東京コントロールが開幕です!
僕個人の主催イベントはさんざんやってきましたが、ロボピッチャーとして主催するイベントは今回が初めてです。
ロボピッチャーもものすごく気合が入っていますよ。
えーっと、こないだちょっと打ち合わせただけで、まだ確定はしてないけど、なんとあの、伝説の名物コーナー「今週の格言」を冊子にまとめて配ろうというような話にもなっております。でも、まだ確定じゃないから。気をつけて。だまされないで!
そして、関西の皆様が今、ものすごく怒っているような映像が浮びましたが、きっと僕の自意識が過剰すぎるせいでしょう。もし、この「格言集」を作ることになったら、関西で8月に行なわれる予定の僕が主催するイベントで配ろうかと思っております。多分日にちは8/24です。これもまだ情報公開していいのかどうか確認をとっていないので、言いふらしちゃ駄目だよ、って公式HPで言っているのはまるでそういうポーズをとっているだけみたいに見えるでしょうが、実際に確認はとっておらず、どこかからクレームが来たらすぐさま謝りに行くくらいの覚悟はあります。
ちなみに、さらに勇気を出して言ってみますが、8/24のタイバンはAPOGEE、マジシャンズ、クリームチーズオブサンです。レインドッグスです。まだチケット予約などどこでも出来ません。すいません。予定を空けておいてくれるととてもうれしいです。
まあ、まずは、老境コントロールを成功させましょう!
?
ああああ。「東京コントロール」と打ったつもりが「老境コントロール」になってたよう。これもまたフロイト的に解釈されるとものすごくいろんなおもしろエピソードがついてきそうですが、まあ、そんなこともこんなことも含めて今回はこの辺で。
ちなみに、僕が少女マンガをたいそう好きなことは、今となってはみなさんも知っておられると思いますが、70年代後半〜90年代初頭にかけての処女マンガ(うわあ。また打ち間違った。少女マンガ)にはわたくし、ちょっと思い入れがありますよ。「はみだしっ子」を悪く言う人とは仲良くなれない自信があります。もっと世界中の人が読めばいいのに。
三原順作の「はみだしっ子」については、書きたいことが山ほどありますが、それについてはまた次の機会に譲る事にしましょう。
それでは、みなさま。 今回はなかなか波乱万丈なコラムでしたが、無事終わろうとしております。
こんな私がいるバンド、ロボピッチャーですが、音楽は掛け値なしにすばらしいです。コラムを読んでいるだけではわかりませんよ。ぜひともライブにおこしください。かなりがんばります。
夜もずいぶん更けてしまいました。
なんとなく、ノスタルジックな気分のまま、今週のコラムを終わろうかと思います。
では、また来週。
ロボピッチャー 加藤隆生 info@robopitcher.com
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