「緊急告知!!」 …2006/05/04(木)

 

緊急告知!!
2006年4月21日にロボピッチャーからDMが来ていない方は至急メールください!アドレスが消えた可能性があります!その理由は以下をご参照ください。ごめんなさい


 いかにして加藤のパソコンから、ロボピッチャーDMのアドレスが消えたか。

 あれは、まだ寒さの残る、春の初めのことでした。
 僕はお家のVAIOで楽しくお仕事をしていました。
 僕は基本的にどんな仕事のときでも、ただの自分のためのテキストでも夜にはビールを飲みながらやります。これにたいして、不適切であるとか誠実さに欠けるというクレームは一切受けつけておりません。なぜなら、加藤はビールを飲んで初めて加藤になるのであり、ビールを飲んでいないときの加藤はもう加藤ではありません。佐藤です。

 で、その夜も僕は楽しくお仕事をしておりました。仕事というのは楽しいものです。どんなにつらくてもその結果お金が入ってくると思えば我慢できるし、第一僕は子供のころから「文章か音楽で生活したい」と願ってきたのです。子供のころからの夢を叶えた人って地球上にどれくらいいるんでしょうか。僕は、自分の僥倖を心から感謝しながら仕事をしています。どうかみなさまもっと僕に仕事をください。パンフレット、リーフレット、レビュー、コラムなどなどかなり何でも出来ます。販促物のテキストなども得意ですし、ちょっとはずしたおもしろコラムなんてもう得意中の得意です。はずしまくりますよ。今なんてもう「はずしまくりまくりすてぃ」って書きかけたほどのはずし上手です。どうぞお仕事の依頼はわたしの個人アドレス ohoho@mta.biglobe.ne.jpまで。早くて安くて安心です!

 あれ?話がそれましたね。すいません。
 で、まあ、なんかビール呑みながら仕事してたら、もう懸命な読者のみなさんならわかると思うんですが、こぼすでしょ?こぼしたんすよ。キーボードにビールを。
 まあ、その時点での加藤といえば「あちゃー、しまったなあ」っていう程度ですよ。ビールをちょっとこぼしたってパソコンが爆発するわけじゃあるまいし、ましてやイラクで大量破壊兵器が見つかるわけでもありません。もう男らしくどーんと構えてましたね。
 しかし、その数分後には笑えない事態が起こりました。キーボードの「S」と「X」と「W」が押せなくなったのです。XとWには悪いんですが、僕もプロの物書きです。XやWがなくても仕事の1つや2つ出来ます。ただ、Sはもうどうしようも
ないんです。
 というのは、その時僕がやっていたのは仕事でして、きちんとしたテキストを書かなくてはなりませんでした。そしたら、日本語の丁寧語と尊敬語にはすべからくSが入ってるわけですよ。くそっ。このドエス!
「です、ます」にもエス。「ございます」にもエス。ああ、もうエスエスエス。俺はエムだよバカやろう!!みたいなね、気分にもなるじゃないですか。そん時に初めて気づきましたよ。ああ、俺ってエムだったんだなあって、ね。

 まあいいや。
 とにかく、Sが打てないことには仕事が終わりません。
 その夜は仕事をやめて眠り、翌日購入した電気屋さんに修理に持っていきました。
 ちなみに、僕のVAIOさんは2年ほど前に購入したんですが、キーボードと本体が一体になってる奴なので、結構重かったです。
 そのときの会話を抜粋。
「あのーすいません」加藤
「はい」くたびれた感じの店員
「パソコンのSとXとWがきかなくなっちゃったんですけど」
「ああそうですか」
「・・・。はあ、で、あの直して欲しいんですけど」
「メーカー送りになりますねえ。ここでは直せません」
「(そんなことはわかってます)はあ、じゃあそれでお願いします」
「この紙にサインしてください」
「なんですか?これ?」
「データが壊れても文句を言わないっていう誓約書です」
「でも、壊れてるのはキーボードですよ?」
「一応本体も預かるので、万が一のためにです」
「大丈夫なんですかね」
「まあ、もしデータをいじることがあるようなら連絡が入ると思いますよ。ソニーから」
「ああ、そうですか。まあキーボードを直すだけですもんね」
「そうですね。だからこのサインは、こちらではどのデータがなくなって、どのデータが変更していたかわかんないってことなんです。本人以外はそのことを証明できないからサインしていただくしかないんです」
「なるほど」
「じゃあサインお願いします」
「はい。大丈夫ですよね。キーボードが壊れてるだけですもんね」
「はい。多分」

 そして、
 その一週間後に戻ってきた僕のVAIOさんはなんと、
 「出荷時の状態」に戻されていました。
 なにもかもが消えていました。
 紙切れが一枚ついていて「システム異常のため」って書いてありました。
 なんの連絡もなかったのに。

 システムにはなんの異常もなかったのに。
 キーボードにビールをこぼしただけなのに。

 僕は、帰ってきたVAIOさんを丁寧にまたもとの状態に戻そうとしました。
 まずネットにつながなくてはなりません。
 つないだらすぐにウィルスに感染しました。
 セキュリティーを最新に更新する前に、感染してしまうのです。
 何度も何度もやり直してやっとネットが出来るようになりました。
 しかも、SCRAPの締め切りと、仕事の締め切りが重なっており、ロボピッチャーのレコーディング用の練習とも重なっていました。僕は3日で3時間くらいしか眠らないという過酷なスケジュールの中で、こつこつとVAIOさんを直していきました。
 VAIOさんが帰ってきてから80時間ほど経ったころでしょうか。
 やっとVAIOさんはちゃんと以前のように使えるようになりました。
 でも失われたデータさんは戻ってきません。

 もちろん「修理に出すならバックアップを取っておかなきゃ」とかっていう意見はわかります。わかるけどさあ、まあ俺も悪いんだけどさあ、いくらなんでもひどくねえ?だってキーボードにビールこぼしてだめになったのはわかってるし、そのことはお店でも言ったのに、問答無用で「システム不具合のため全消去」って想像できんやん。

 でも、あのときのあの謎のサインのせいで文句も言えず、僕はこつこつと最近のアンケートや、チケットの申し込みのアドレスからまたロボピッチャーDMのアドレス帳を一から作り直しました。まだ以前の40%くらいしか復旧しておりません。僕のパソコンを治すためにはものすごく伊藤君にも迷惑をかけました。でも、その代わり東京での飲み代は僕が払いました。ソニーが払えっちゅうねん、なんて書いたら心が狭い男だと思われるでしょうか。でもあえて書きます。ソニーが払えっちゅうねん。

 以上が「なぜ加藤のパソコンからロボピッチャーDMのデータが消えたか?」の全貌です。
 もちろん消えたのはロボピッチャーDMデータだけではありません。これまで僕が作ってきた歌詞のテキストデータだってすべて消えました。まあそれは、僕の頭の中に大半残っていたので大丈夫でしたが、まだ世に出していない言葉がいくつか失われていきました。ああ、残念。人類にとっての損失ですよ。もう。

 と、いうわけで、今回の教訓は「バックアップはとろう!」ってことと、「人は信じるな!」ってことです。あと、覚えておいて欲しいのは、僕が仕事を募集しているってことです。

 それでは、みなさま。
 今後ともよろしくお願いいたします。
 2006年4月21日にDMが届かなかったみなさまは、直ちにメールを送ってください。
 そして、このことを知らないご友人にも教えてあげてください。
 では、現在レコーディング真っ最中で大変なロボピッチャーのコラム担当加藤でした。


 
 
 
   
 
 
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